この記事をざっくり解説
- 企業ホームページが必要なのは、顧客の認知を獲得し売上を増やすのに効果的なため
- ホームページを作れば、自分が直接営業をしなくても顧客を獲得できるため
- 企業ホームページは自社の信頼獲得とアピールに重要なため
『いまいち企業ホームページの必要性がわからない』『小規模なビジネスだけど企業ホームページは必要なのか?』
上記のような疑問のせいで企業ホームページの作成に踏み出せない人も多いです。
結論を述べると企業ホームページは認知と売上を伸ばす上で重要な要素の一つです。
企業ホームページを持つことによって、マーケティングを最適化し売上の向上に繋がるケースは多いと言えます。
本記事ではホームページの制作を迷っている方のために『ホームページの必要性』と『ホームページをつくるメリットとデメリット』について詳しく解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
※ちなみに本記事では日本国内で定着している「Webサイト=ホームページ」という認識で解説させていただきます。
具体的な企業ホームページの必要性とは?
ホームページを持っていないせいで獲得できたはずの多くの顧客を逃している可能性は十分にあります。
なぜならば、企業ホームページの必要性とは、インターネットを利用して『認知』と『売上』を増やすためだからです。
具体的には魅力的なホームページがあると、自分自身が営業をしなくても、インターネット上の潜在顧客が勝手にサービスや商品を認知します。
結果的に、自分の時間を割いて直接営業をかけるよりもはるかに効率的に顧客を獲得して売上を増やせます。
企業の規模に関わらず、売上を増やすためにもホームページは重要です。
しかし、企業ホームページの必要性が高い業種と、必要性が低い業種もあります。
次項ではホームページが必要な業種と必要性の低い業種を解説します。
企業ホームページが必要な業種
企業ホームページが必要な業種は非常に多いです。
なぜならば、企業ホームページはインターネット上における会社の存在そのものだからです。
例は数え切れないですが主に以下の業種が挙げられます。
- ショッピングサイト
- 医療系
- 宿泊
- 不動産
- 買取販売
- キャッシング
企業ホームページの目的は「認知」の獲得と「売上」なのでほとんどの業種では必要です。
しかし、特殊な理由で特に必要な業種もあります。
例えば、医療系・金融系・不動産などは人々の人生に大きな影響を与えます。
そのため、私たちは近年では主にインターネットを使い慎重に調べ比較・検討するはずです。
また、高額な買い物をする場合も同じことが言えます。
上記のようなサービスを扱う業種では企業ホームページが必要不可欠と言えます。
企業ホームページが必要ではない業種
実は、企業ホームページがあまり必要のない業種もあります。
ホームページが必要のない業種は、業種に特化した強力なポータルサイト(さまざまなページへの入り口となる巨大なWebサイト)がある場合です。
例えば以下のような業種が該当します。
- 飲食店
- 美容サロン
飲食ならば、「食べログ」や「Retty」。
美容サロンならば、「ホットペッパービューティー」など強力なポータルサイトが存在しています。
上記のようなサイトを入り口に顧客を獲得できる業種は企業ホームページの必要性は低いです。
しかし、上記の業種は同業他社が多い業種でもあります。
規模にもよりますが、差別化を図るためにも企業ホームページを持つメリットが全くないという訳ではないです。
企業ホームページを作る必要性を9つ紹介
企業ホームページには数多くのメリットがありますが、本項目では下記の主な9点を解説していきます。
- 1:会社の「看板」としての役割を果たすため
- 2:競合他社と差別化を図るため
- 3:株主・投資家・顧客などへの情報発信ができるため
- 4:人材募集の窓口として利用できるため
- 5:見込み顧客との接点を持つため
- 6:求職者が応募前に企業ホームページを確認するため
- 7:ホームページが無いと企業の信頼性が低く見られるため
- 8:低コストで国内外の市場に進出できるため
- 9:アクセス解析を通じてホームページ訪問者のニーズを把握できるため
ホームページ作成を検討しているけど、迷いや不安がある方はぜひ参考にしてみてください。
会社の「看板」としての役割を果たすため
企業ホームページは一言で言うとインターネット上における会社の「看板」です。
なぜならば、ホームページはネット上で「会社がありますよ」とアピールするものだからです。
例えば、街中でも様々な看板を見かけますが、看板が会社や店舗の存在を人々にアピールしています。
そして、私たちは「こんなサービスがあるのか。」と認知することも多いでしょう。
さらに、物理的な看板よりも、企業ホームページはその会社が何をやっているのか、どれくらいの規模なのかなどリアルよりも具体的に提示できる看板です。
「認知」と「売上」は密接に結びついています。
看板は認知獲得の非常に有効な方法です。
そのため会社を運営するにあたって企業ホームページは必要不可欠なものであると言えます。
競合他社と差別化を図るため
企業ホームページは同業他社との差別化を図る大きな要素です。
なぜならば、企業ホームページはブランディングや、イメージ戦略、潜在顧客の認知獲得という部分に大きな影響を与えるからです。
例えば、企業ホームページがない同業他社よりも、ホームページのある企業の方が認知を得やすいです。
また、ホームページがある同業他社同士でも、デザインによるターゲット層の差別化や自社独自の強さのアピールができます。
同業他社との差別化に悩んでいる場合は企業ホームページの利用を検討してみましょう。
株主・投資家・顧客などへの情報発信ができるため
企業ホームページがあれば株主・投資家・顧客に定期的な情報発信ができます。
なぜならば、ホームページにはブログ機能の実装も可能だからです。
例えば、新サービス展開の予定や、新施策の予定などの公開は顧客への直接的な訴求に繋がります。
また、新サービスの展開や施策は株主や投資家の投資における重要な判断材料です。
企業ホームページが発信する情報は信頼性が高いと言えます。
情報を定期的に公開することで、株主・投資家も安心する上、場合によってはさらなる投資を狙えます。
企業ホームページからの信頼性が高い定期的な情報発信はマーケティング・企業運営において大きなメリットです。
人材募集の窓口として利用できるため
企業ホームページは人材募集の窓口として有用です。
なぜなら、ホームページでは自社の全概要を公開しており、必要な人材の募集情報の公開も可能だからです。
求めるスキルや経験なども他の人材募集サービスよりも詳細に提示できます。
逆にホームページがないと、そもそも求職者の認知を得られず応募者の母数が減ってしまうでしょう。
有用な人材は企業の売上向上や新サービスの展開に必要不可欠です。
そのため、人材募集の窓口として企業ホームページは重要なので、求人に困っている企業はぜひホームページの作成を検討しましょう。
見込み顧客との接点を持つため
企業ホームページは見込み顧客(近い将来購入の可能性がある顧客)との接点になります。
なぜならば、検索エンジンは検索者が調べたキーワードに対して関係のある情報を表示するようにできているためです。
結果として、検索者が調べたキーワードの検索結果ページに自社ホームページが表示されると、潜在顧客が興味を持つ可能性は高いです。
例えば、「ホームページ制作会社 おすすめ」の検索結果ページに「株式会社 RUCO」が表示されたとします。
すると、ホームページを作りたいという人がRUCOを選ぶ可能性は高くなるでしょう。
また、インターネット広告を打つことで任意の検索キーワードの検索結果ページに自社ホームページを表示させることもできます。
いかに見込み顧客にサービスを購入してもらえるかは「売上」に直結します。
売上を上げるためにもぜひ企業ホームページは作っておきましょう。
求職者が応募前に企業ホームページを確認するため
求職者が応募前に自社のホームページを確認できるのは直接的に利益向上に繋がるわけではないですが大きなメリットです。
なぜならば、ホームページで自社をアピールすることで、社風にあった人材を確保しやすくなるからです。
また、どんな企業かわからないと求職者も不安でしょう。
しかし、企業ホームページがあることで応募のハードルが下がり応募者が増えるという理由もあります。
例えば、事務職を求めている人が、営業職を求めている企業に応募して面接してもニーズが合わず面接時間を浪費してしまいます。
逆に、求職者が応募前に企業ホームページで、どのような人材を求めているか確認できると上記のようなケースの回避が可能です。
そのため企業ホームページはあった方が企業側も求めている人材を確保しやすくなるのです。
ホームページが無いと企業の信頼性が低く見られるため
しっかりしたホームページがあるだけでも企業をある程度信用してもらえる場合もあります。
逆にホームページがないと信用してもらえないことが多いです。
理由として、最近は企業の情報をどこかしらで聞いた際に、まずインターネットで企業名を検索することが多いからです。
企業名で検索をかけても企業のページが出てこないと、『よくわからない会社』と認識され、あまり信用できないというレッテルを貼られてしまう可能性があります。
しかし、企業名で検索した際にしっかりとしたデザインや内容のホームページがあると、どういった企業なのか理解してもらえて、より信用度も増すでしょう。
上記は特にBtoBのサービスを提供する企業では大きなメリットと言えます。
低コストで国内外の市場に進出できるため
企業ホームページは低コストで国内外の市場進出を可能にします。
なぜならば、ホームページは会社の看板であると同時に店舗でもあるからです。
また、ホームページは様々な言語に対応させられると言う理由もあります。
ショッピングサイトがとても分かりやすい例です。
Amazonは全世界で利用されている有名なショッピングサイトです。
以下は日本版とアメリカ版のAmazonホームページです。
上記画像の通りAmazonは様々な言語のホームページで商品を販売しています。
インターネットは現実のように場所を必要としない上、世界中どこからでもアクセスができます。
高額な維持費となるテナント料も光熱費などの経費もかかりません。
ホームページを作ることで実店舗よりもはるかに低コストで国内外の市場に進出できるのです。
アクセス解析を通じてホームページ訪問者のニーズを把握できるため
ホームページを作ると、自社ホームページに対するユーザーの詳細なアクセス情報を解析できるメリットがあります。
自社ホームページ訪問者のアクセス情報解析はマーケティングにおいて必要不可欠な要素です。
なぜなら訪問者のアクセス情報を分析することで訪問者のニーズを把握できるからです。
例えば、訪問者がページ内のどこを注視しているのかや、SNS、インターネット広告など、どこから流入しているか分析してマーケティングを最適化できます。
結果的に自社サービスでニーズのあるサービスをより強化して売上の向上を実現できます。
逆にあまりニーズのないサービスは棚卸しや予算削減をして経費の削減も可能です。
自社ホームページの作成はニーズの把握とマーケティングの最適化に多大な効果があると言えます。
企業ホームページをつくるデメリットとは?
企業ホームページを持つ場合に少なからずデメリットもあります。
それは『制作コスト』と『維持コスト』がかかることです。
規模やクオリティ、機能にもよりますが、ホームページの制作を依頼するとそれなりのコストがかかってきます。
ホームページを作って悪いことはそれほどないので、主なデメリットは金銭的コストの負担です。
ホームページの作成と維持には多少なりともコストがかかる
主なコストとしては下記の4点が挙げられます。
- レンタルサーバー代
- ドメイン代
- 管理代(保守管理が必要な場合)
- リニューアル費(作ったホームページをリニューアルする場合)
自分でホームページを制作することももちろん可能ですが、やはりクオリティを求めるとプロに委託するのが一番と言えます。
ホームページ制作の依頼費は規模やクオリティ、つける機能によってピンからキリまであるので場合によりますが、小規模な場合だと数万円〜百数十万円ほどです。
また、維持費ですが、こちらもセキュリティなどの保守管理を必要とするかや、規模の大小により変動してきます。
ちなみに、年間のレンタルサーバー代が年間約1万円〜5万円程度、ドメイン代は数千円〜1万円程度です。
金銭的なコストというデメリットは確かにあります。
しかし、コスト以上に上記で説明したメリットの方が大きいです。
特に企業ホームページの必要性はかなり高いので、ホームページは制作するべきだと言えます。
ホームページを作って自社を知ってもらい売上を上げよう
企業ホームページには「認知」と「売上」を増やすという点で非常に大きな必要性があると言えます。
インターネット中心の現代で、自社ホームページを持っていないと損をしている可能性は非常に高いので、まだ作っていない場合はホームページ制作を検討するべきです。
自社をより良くするためにもぜひ、本記事を参考にしてホームページ制作に踏み切ってみてください。