ChatGPTを使ったSEO対策!完全ガイド

Chatgpt SEO対策

『SEO対策やリサーチに時間がかかりすぎる…。

『ChatGPTでSEO対策をもっと上手にやりたい!』

この様に、お考えではありませんか?
生成AIが日々進化している今、ChatGPTを使ってSEO対策を効率化したり、人件費を削減したいと考えている方も多いはず。

この記事では、現役WEBライターの私が、ChatGPTを使って初心者でも簡単にSEO対策コンテンツを作る方法や「指示文=プロンプト」の例、コンテンツ作成に役立つChatGPTのプラグインまでしっかりと紹介していきます。

これを見れば、誰でも簡単に短時間で質の高いコンテンツ作成や記事作成ができること間違いなし!

早速みていきましょう!

ChatGPTの基本

そもそも、ChatGPTでSEO対策されたコンテンツを作ることは可能なのか?と疑問に思う方もいるかもしれません。


結論から言うと「可能」です。

ChatGPTはOpenAIが開発した自然言語処理ツールで、画像を読み取り、解析、画像生成やExcelのような表作成、音声でのスムーズな会話も可能ですが、特に文章作成が得意なAIツールです。

さらに2024年9月25日には、よりスムーズな音声会話が実現し音声パターンも新たに5パターン追加されX(旧Twitter)でも話題となっています。

ChatGPT 無料版と有料版の違い

ChatGPTの無料版でも、SEO対策されたそれなりの精度のコンテンツ作成は可能です。

ただし、もっと時間効率を上げ『収益性の高いブログ記事やコンテンツを作りたい!』『より質の高い記事を作成したい!』と考えているなら、有料版がおすすめです。


ChatGPT Plus(有料版:月20ドル、日本円で約2,900円〜3,000円)では、無料版と次のような違いがあります。

機能ChatGPT(無料版)ChatGPT Plus  (有料版)
モデルGPT-3.5、4、4o
(約5時間あたり10回まで)
〜GPT-4o
(約3時間あたり80回まで)
速度速い速い(混雑時優先)
画像生成×
WEBブラウジング
プラグイン機能
カスタム(GPTs構築)×
トークン ※最大約4000
(日本語、約4000~12000文字)
最大約8000
(日本語、8000〜24000文字)
音声会話(アプリのみ)×

有料版では、様々なサービスに特化したGPTsを構築することができ、専門的に作り込んでいるプラグインも多くあります、SEO対策に特化したものもあるのでぜひ使ってみましょう!

※トークンとは、各モデルがテキストを処理する際の単位で単語や句読点、文字などが1トークンとして数えられます。(日本語では1〜3文字、英語では4~5文字程度)

音声会話は有料版(アプリのみ)でのリリースとなっていて、音声パターンは2024年9月25日現在で9パターン使用可能になっているので、動画コンテンツの音声に使うこともでき、ますますクリエイティブな仕事に役立つツールとなっています。

ChatGPTを使ったSEO対策記事作成の方法と注意点

ChatGPTを使ってSEO対策された記事の作成に大事な要素は、SEOの考え方の基礎である3点を守りつつChatGPTというAIを「ツール」として使用するということです。

SEOの考え方の基礎
・「キーワード選定」
・「コンテンツの質」
・「読者目線での有益性」

この3つは、記事作成以外でも1からコンテンツを生み出す際に役立つ考え方なので、しっかり覚えておきましょう

では、ChatGPTを使ったSEO対策された記事作成をするための基本手順をお伝えしていきます。

手順1.キーワード選定

ChatGPTを使うことに限らず、SEO対策の初歩は「キーワード選定」にあります。

キーワード選定の基本的な流れは、Googleキーワードプランナーやラッコキーワードなどのツールで、検索ボリュームが多く競合の少ないキーワードを選び、流入などターゲットや読者の流れを見て選定していきます。

選定したキーワードの共起語や潜在的キーワード(LSI)も確認し、内容に組み込むこともSEO対策には有効です。

キーワード選定も、ChatGPTに「競合が少ない検索上位のキーワード教えて」と聞いてみると、回答してくれますが、必ず自分でも情報を精査してみると良いです

手順2.競合リサーチ

競合リサーチもSEO対策には超重要

基本的には、検索エンジンを使って検索のトップ1〜20位ほどを網羅的に検索し、リサーチに特化したツールやアプリ、サイトを使用しながらリサーチしていきます。

競合リサーチは、現状の検索トップがどの様な内容をどれくらいのボリュームで書いているのかを確認していく作業ですが、リサーチに特化したAIツールを使えば、多角的に情報収集できSEO記事を除外した有益なサイトだけを確認することも可能です。

この様な競合調査や情報収集は、読者にとってより質の高い情報を提供するためにも重要かつ時間がかかるタスクなので、なるべくAIをとりいれつつ時短して効率化していきましょう。

ChatGPTのSEO対策用プラグインやリサーチに特化したプラグインもあるので、その様なツールを取り入れるのもおすすめです。

手順3.ChatGPTのプロンプトを作成

ChatGPTでSEO対策されたコンテンツを作成するときに、最も重要なのが「指示文=プロンプト」です。

ChatGPTに投げるプロンプトの質によって、より精度の高い回答を引き出すことができます。

その際、タスクを細かくして「記事の構成、見出し、キーワードの使用方法」などプロンプトで作り込むと、より良いコンテンツを短時間で作ることができます。

※例えば、「あなたはSEO対策を熟知したプロのWEBライターです」など役割を与えたり「SEOを意識して記事の構成を作って」などプロンプトで作っていきます。

詳しくは「ChatGPTを使ったSEO対策プロンプトの具体例」で解説しています。

手順4.キーワードを使った自然な文章作成

手順1で選定したキーワードを散りばめて、SEO対策した自然な文章を作るのは、WEBライティング初心者にはかなり時間がかかるものです。

SEO対策ではキーワードを記事の中に取り入れることが重要ですが、キーワードを入れすぎると検索エンジンの評価を下げられることがあります。

その為、ChatGPTに「SEO対策を考えつつ、全体的に自然な文章を文字数〜でつくって」といった指示を与えることで、自然な文章を作成することができます。

手順5.編集と最終確認

ChatGPTにも様々なテクニックがありますが、SEO対策にもメタディスクリプションの書き込みや、内部リンクの挿入などの細かなテクニックが存在します。

最新のSEO対策では「E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)」のある記事が求められています

ただ、ChatGPTを使ったSEO対策を考えた時、経験という部分は現在のChatGPTやAIには、未だ難しい部分なので、そこは人間がリアルな経験から得た知識や情報を記事作成に盛り込むことが重要となってきます。

その為、ChatGPTでSEO対策した記事やコンテンツの最終チェックは必ず人間が行う必要があります。

ポイントキーワード選定は、検索ボリュームが多く競合が少ない所を選ぶとSEOの効果も発揮しやすい。競合リサーチでも、リサーチに特化したAIを活用することによって時短になる。ChatGPTのコンテンツ作成はプロンプトの質によって決まるキーワードを使った文章作成もChatGPTにプロンプトを投げてバランスの良い文章を書いてもらえる。ただし、最終チェックは必ず人間が行うことが重要!

ChatGPTを使ったSEO対策の注意点

ChatGPTやAIはとても便利なツールですが、SEO対策する際やブログの有益性、質の担保と言った様々な面で、まだまだ発展途上なツールでもあります。

その為、ChatGPTを使ってSEO対策をする際の注意点を3つのポイントに分けて確認していきます。

  1. ChatGPTで生成された文章の「正確性の確認=ファクトチェック」

    ChatGPTやAIから生成される情報が全て正しいわけではありません。

    ChatGPT-4oは2023年10月時点の情報と言われ、同じく生成AIで有名なClaude3.5(クロード)も2024年4月時点の情報と言われています。

    さらに、ChatGPTや他のAIは、「AIの幻覚(事実とは異なることを生成する)=ハルシネーション」を起こすことがあります。

    その為、自動生成された文章の正確性は必ず人間の目で確認することが重要です。
  2. ChatGPTや様々なAIに依存しすぎない

    ChatGPTやAIは、ほんの数秒でSEO対策された記事作成や、様々なコンテンツ作成、情報収集をしてくれますが、その全てを信用してはいけませんし、全てをAI任せにすることもやめましょう。

    ChatGPTなどのAIはあくまでもツールであって、ノートPCなどと同じ道具です。
    使いこなすのが人間と言うことを忘れず、常に最新情報や技術のアップデートは自身の目や経験で培うことが大事です。
  3. 「キーワードの入れ過ぎ=キーワードスタッフィング」に注意

    ChatGPTでSEO対策をするシーンでは、あまりそのような例は見ませんが、「キーワードの入れ過ぎ=キーワードスタッフィング」もSEO対策的にはNG行為なので注意しましょう。

    キーワードの入れ過ぎはスパム認定されたり、「検索エンジンを騙して順位を上げる方法=ブラックハット」と認定されかねないので基本的にキーワードは文字全体の2〜3%程度に抑えるようにするのが理想的です。

    ChatGPTで「キーワードを自然に散りばめて」と頼んで生成した文章でも、最後は必ずチェックツールや自分の目・声に出して読んだ時の不自然さはないかなど、キーワードスタッフィングや文章の流れもチェックするようにしましょう。

ChatGPTを使ったSEO対策プロンプトの具体例と使い方

基本的にChatGPTは、WEB上の情報を総合的に判断し、平均的な回答をします。

手順の際もお伝えしましたが、ChatGPTを使ってSEO対策したコンテンツを、より質の高いものにする為に最も重要なのが「指示文=プロンプト」です。

このプロンプトによって自動生成される文章やコンテンツは、全く違うものになります。

基本的に、プロンプトで伝えることは「より具体的に伝える」ということが大事なポイントです。

ChatGPTでSEO対策されたコンテンツを作るための準備

ChatGPTに質の高いコンテンツを生成させるためには、まず役割を与えます。

例「あなたは、SEO対策を熟知しているプロのWEBマーケターです」
 「あなたは、SEO対策のプロでトップセールスWEBライターとして振る舞ってください」 など

この様に、具体的な「〜のプロ」や「〜の専門家」など、一般人よりも理解が深いという位置の属性を設定するのが大事です。

SEO対策済みの構成案を作成するためのプロンプト例

ブログの構成案はディレクターであっても、様々なリサーチをするためかなり時間がかかる作業です。
さらに外注に頼む際も、費用が高くなる部分です。

そこも、ChatGPTにプロンプトを投げれば、SEO対策済みの構成を瞬時に何パターンも作ってくれます。

その時、大事なのが「キーワード、読者となるターゲット、トータル文字数、メディアの種類」を必ず伝えるということ。

例「キーワード:営業先 手土産 東京  
  読者:30代の中堅営業マンが、20代女性社員が多い営業先に持っていくため
  よく見る手土産ではなく、他と違う、センスのある手土産を持っていきたいと思い探している
  トータル文字数5,000文字
  ブログ形式

上記を詳細に伝えた上で「構成案を作って」や「構成案を重複しないように5パターン作って」などと伝えていきます。

はじめに役割を与えたことで、SEO対策をした文章など作ってくれる設定になっているはずですが、念の為ここでも『SEOを考えて作って』と投げておくのも良いでしょう。

SEO対策された文章作成をさせるプロンプト例

これまで、SEOに特化した指示をしてきたChatGPTとの会話なら、あとは文章作成させるだけですがそのプロンプトも様々存在します。

例「1の構成でそれに付随した文章を書いて、記事のトータル文字数は〜文字でお願い。」

一気に作らせる場合は、もう一度、文字数を伝えておくことで生成し過ぎたり、逆に少なかったりということを防ぎます。

例「見出し2の部分だけ〜文字で作って」
 「タイトル後の書き出し1〜2行の文はターゲットが続きを読みたい!と思うように書いて!」

見出しごとやタイトルごとで作ってもらうのもおすすめです。

ブログやコンテンツというのは、タイトルの書き出しが最も重要!というのをブログを運営したり記事を書いている人なら誰しも聞いたことがあるノウハウですよね?

そのようなノウハウやテクニックも、ChatGPTにプロンプトで伝えることで、より質の高い記事になっていきます。

SEO対策的メタディスクリプションを作るプロンプト例

メタディスクリプションもSEO的には重要なポイント、特に120文字程度が表示される部分と言われ、キーワードもその中に入れるのがいいと言われています。

ただ、この120文字が難しいと思ったことのあるライターさんも多いのではないでしょうか、そんな時こそChatGPTに以下のように投げてみましょう。

※メタディスクリプション=検索ページのタイトル下に書かれている内容説明の部分。

例:「キーワードを2回含めて、自然な文章になるように120文字以内でブログの説明文を書いて。」  「ブログのメタディスクリプション書いて、キーワード「〜、〜」を2回含めて文字数120文字くらいでよろしく」

ChatGPTにプロンプトを投げることで、SEO効果の高いメタディスクリプションを作成することができます。

SEO対策以外でも使えるChatGPTへのプロンプト

ChatGPTでSEO対策された記事を作成する以外でも、基本的にChatGPTには「より具体的に伝える」ということが大事ということを何度もお伝えしていると思いますが、「具体的」の部分を「具体例」にして伝えるのも効果的です!

・具体例を伝える。※「例えば〜な感じ」や「明治のロゴみたいな感じで作って」
・画像で伝える。※「例えばこの画像みたいに作って」

具体例を伝えることで、自分とChatGPTの認識のズレを埋めることができ、自分が求める回答をしてもらいやすくなります!

ChatGPTへのフィードバックを忘れずに!

ChatGPTにSEO対策された記事を作成すると言うことにかかわらず、質の高いコンテンツを作らせるためにはプロンプは超重要ですが、同じくらい大事なのは!「回答に対してのフィードバック」です。

例「ありがとう!すごくいいね!」
 「微妙。もっと〜に対して具体的に書いて」
 「できないわけない、絶対できるはず!やってみて」 など

回答に対してフィードバックすることで、目的にあった回答に調整してくれます。

自分の部下や、友達もしくは、自分の分身に話しかけるようにダメ出しを行うのも、ChatGPTに質の高い回答を得るために大事なポイントです。言葉使いや、どう思うかなど気にせず、率直な意見をぶつけていきましょう。

◾️プロンプトのポイント◾️
1.ChatGPTに役割を与える
 ※その時は、一般人よりも知見が深い「SEOのプロ」や「SEOの専門家」などの属性を伝える。
2.キーワード、ターゲット、文字数、メディアの種類(ブログ、〜の記事、YouTubeの台本など)を細かく伝える。
 ※『SEOを意識して』と伝えておくとより良い
3.文章作成は、タイトルや構成を作らせてから、徐々に作ってもらう方が精度が高い
 ※この時、ノウハウなども伝えておけば更に精度UP
4.メタディスクリプションを書くならキーワードと文字数を伝える。
5.具体例を伝えるのが大事!
6.フィードバックすることで、目的にあった回答に調整してくれる。

ChatGPTのおすすめプラグイン(GPT)

ChatGPT GPTを探す 画面

ChatGPT(有料版のみ)で使える機能の一つにプラグイン機能があります。

ここでは、簡単に3つ!ChatGPTでSEO対策された記事を作成する時のリサーチや、ChatGPTでのSEO対策におすすめのプラグインをご紹介していきます。

まず初めにプラグイン機能は、ChatGPTの会話画面左側の会話履歴にある、「GPTを探す」というところをクリックするとチェックできます

ちなみに、英語表記で読めない!と思った方も、日本語で入力すると日本語で回答されますし、使い方がわからなければ「何ができるの?」と入力するだけでOK!

では早速、見ていきましょう!

web pilot 

Web Pilot 画像

ChatGPTの「web pilot」という名前のプラグインは何個か存在しますが、RYOUHEI GOTOさんが作っているプラグインは評価も高く、リアルタイムの情報をWEBから検索してリサーチしてくれます

その為、ChatGPTだけでまとめて競合リサーチもしたいという方にもおすすめです。

Scraper

Scraper 画像

こちらも、ChatGPTでリサーチに特化したプラグインの1つ、このプラグインではサイト内の画像だけをピックアップしたり、サイト内の見出しだけをピンポイントで書き出すことができるプラグイン。

今までサイトごとでコピペしていた作業も、競合サイトのURLを貼ってプロンプトを入れるだけで、Excelのような表にもしてくれるので、かなりの時短になること間違いなしです。

Fully SEO Optimized Article including FAQ’s (2.0)

ChatGPTのSEOに特化したプラグインの中でも、会話数も多くその分回答の精度が高いのがFully SEOです。

このプラグインさえあれば、自分が作った記事をSEO対策的に評価してもらえて、改善点まで教えてくれるので、SEO超初心者というライターさんにもおすすめです!

ChatGPTを使ったSEO対策!完全ガイドのまとめ

ここまで、ChatGPTを使ったSEO対策について、ChatGPTの基礎からプロンプトの例、ChatGPTを使ったSEO対策の注意点、おすすめのプラグインなど、お伝えしてきました。

最後に、今回の記事「ChatGPを使ったSEO対策!完全ガイド」についてまとめます。

・ChatGPTのSEO対策は初心者ライターや、ChatGPT初心者でも簡単に時短が叶う
・ChatGPTはプラグインや自分好みのGPTsを作れるので有料版がおすすめ!・ChatGPTでSEO対策するなら、まずSEOの基礎が大事
・ChatGPTにSEO対策された記事を作成させる手順は
 キーワード選定→競合リサーチ→プロンプトで指示→SEO対策的に編集→最終チェック。
最終チェックは必ず人間が行う!
・ChatGPTはあくまでもツールであることを忘れず、常に自分もアップデートしていく。
・ChatGPTでSEO対策する時はファクトチェックやキーワードスタッフィングに注意!さらにはAIに頼り過ぎずに作り込む
・ChatGPTでの記事作成やコンテンツ作成には『指示文=プロンプト』が超重要
プロンプトは「より具体的に伝える」というのがポイント。
・ChatGPTへのフィードバックも大事なので忘れずに!
・ChatGPTのおすすめプラグインを使って、SEO記事の作成を効率的に進めよう。

あなたも、ChatGPTや様々なAIツールを上手に使って、作業効率を上げブログ記事やコンテンツの収益UPを目指しましょう!!

この記事を書いた人

Fukita

いつもジャスミン茶を飲んでいる、ど文系エンジニアです。
エンジニアの経験を活かしつつIT関係の記事を執筆しています。
日本人なので職場ではいつも和服です。
趣味はWikipedia徘徊、そしてジミーウェールズさんを崇めています。